ステイシーサーフボードのデザインを手がけるデザイナーさんは、どこか飛び抜けたセンスを持っているなとつくづく感じる。
例えばこれなんかどうだろう?
ボードの全面、ある種のパターンで彩られている。
ただそれだけの様にも見えるが、僕はそうではない凄みをこの一枚から感じる。
良いデザインというのは「色の組合わせ」と、その「対象物とデザイン領域のバランス」から生まれるものだ。
いくらかっこいいデザインであろうと、イマイチ、パッとしない場所に描かれていれば「残念」の一言だし、
どんなに良いバランスで描かれていようと、デザイン自体がパッとしなければ、それもまた「残念」の一言。
わかりやすいデザインで説明しよう。
この画像を見て欲しい。単純にレールカラーだ。
だけどこれをデザインする時には、見た目以上に神経が注がれている。
一見、同じ幅でレールに色が入っている様に見えるが、実のところ絶妙なバランスで幅を変えている。
ノーズ、テール付近はボード幅の減少に伴い、目の錯覚で太く見えてしまうのだ。
それを計算した上で絶妙に全体のバランスとの兼ね合いで調整を行なっている。
この話を知っている人からしたら当たり前かもしれないが、ステイシーサーフボードのデザイナーは、この様な、細かな気遣い、目配りをすべてのデザインにおいて妥協していない。
だから一目で「かっこいい」と思えるデザインを作れるのだと、ひしひしと感じる。
正直迷彩色ほどバランスと色使い、全てにおいて難しいデザインはなかなかないと思う。
蛇足ですが、僕も過去に長年サーフボードのブラシマンをしていたのは懐かしい思い出です...笑
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